▪️ Tour of  WEROAD   episode 34▪️

 

 

晴天の日や空気の中にも、少しずつ秋の寂しさが増している池袋です。

今まで装飾が無かった入り口部分にちょうど左官が始まっていました。ここからどんな風に変化していくのか。うねりのある形状は、やはり他の隧道(トンネル)にはないここだけの特徴です。

 

 

4ヶ月の長期に渡りウイ・ロード内部にあったついたてが取り外され、歩いて入ると描画の全貌が一望できるようになりました。

狭く暗かった隧道は、色の活躍によって奥行きや深みを持つ場所になり、私は「ようこそ」「おかえり」と語りかけられたような気持ちになりました。

 

 

ダイナミックにみる景色も、ふと目があうような小さな一筆も感じることができます。

 

 

はっきりとした色合いも、無意識に語りかけるわずかなグラデーションも、この場所では隣り合っています。

 

 

どこか懐かしい気持ちになる、しかし初めて出会う壮大な色の世界です。

 

 

植田さんの筆の跡、指の跡、一つ一つの色が堂々と立ち上り、この77mの色のトンネルを形づくっています。

 

 

 

 

 

* ウイ・ロード内部のイメージは、77mある全長が5区画に分けられている構造に着目し、古代中国に端を発する自然哲学思想である五行思想になぞらえて、各区画を「木」「火」「土」「金」「水」のセクションに振り分けています。五行説は、この5つの要素が相互に関係し、その生滅盛衰によって天地万物が変化し、循環するという考えが基盤になっています。

−参照wikipedia五行思想より。

 

 

 

文 minayuzawa