*2019年7月3日掲載分*

▪️ Tour of  WEROAD   episode 19▪️

 

洞窟のように涼やかな風がさらさらと通り抜ける、7月頭のウイ・ロード。天井パネルの設置は無事に終了し、制作現場はそれまであったアトリエからウイ・ロード内部へと移りました。

 

 

ウイ・ロードの壁はその長い歴史をそのまま肌にまとっているようで、近づいてみるとこの時代に珍しく、ハッとするほど表面がゴツゴツとしています。さらに眺めると、小石や木屑が顔を覗かせ、人が工具で削った痕が荒々しく残っていたりもします。植田さんはこの壁の独特な質感を愛しみ、ウイ・ロードの再生の象徴として生かしていくことを豊島区に提言しました。

 

 

植田さんはまるで大切な人の晴れの日の準備を手伝うかのように、集中して丁寧に下地を塗る作業を行っていました。下地を塗られた壁は、世界でたったひとつ、ここだけにしかない特別なキャンバスとしての命を宿しました。

 

 

壁の制作に向け、いよいよ準備が整っていきます。

 

 

 

 

 

* ウイ・ロード内部のイメージは、77mある全長が5区画に分けられている構造に着目し、古代中国に端を発する自然哲学思想である五行思想になぞらえて、各区画を「木」「火」「土」「金」「水」のセクションに振り分けています。

*五行説は、この5つの要素が相互に関係し、その生滅盛衰によって天地万物が変化し、循環するという考えが基盤になっています。−参照wikipedia五行思想より。

 

 

 

文 minayuzawa