*2019年5月18日掲載分*

▪️ Tour of  WEROAD   episode 15▪️

 

泣き笑いのように太陽と雨が交互に顔を出し、どことなくそわそわとした池袋。

天井部分は、陰陽五行説最後の要素である「水」を担う8組目のパネル制作が開始されました。

 

 

5枚のパネルの最初の方には、一つ前の「金」という要素が持つ結晶してきらびやかなものを感じさせるような筆使いや色使いがちらほらとまだ残っており、余韻を感じさせます。

 

 

しかし徐々にパネルを進めていくと、結晶が溶解していくような漂う流れのあるタッチが増えていきます。色合いも、眩しく温かみのあるものからほんの少しづつ緑や青などの「水」を感じさせるものへと主役が変わり、まるで陸地から徐々に水場へと歩みを進めていくようでした。

 

 

水彩画を表現の中核に置く植田さんの制作に、水は欠かせない要素です。植田さんの制作風景はまるで、筆や手などを通じて色や水の声を聴きコミュニケーションをとっているように見えます。植田さんにとってはホームのような親しみのある「水」の表現は、まさに水を得た魚のようにのびのびとした力強さを感じました。

 

 

 

 

 

 

文 minayuzawa