▪️ Tour of  WEROAD   episode 14▪️

 

大型連休明け、池袋駅前公園には太陽の温もりが満ちていました。

 

 

この日配置してあった7組目の天井用パネルは、前回あった6組目のものとは打って変わり、色彩がぎゅっと凝集したり飛び跳ねたりして、遊び心が溢れ出しているようでした。

 

 

植田さんにイメージの変化を伝えると、やはりこのパネルは5つの要素のうち「金」を担っているということで、まさに鉱物や宝石を眺めているようにうっとりするのも納得しました。この日は以前より植田さんの活動を支えてくださっているお一人である三軒茶屋のパネル工房のオーナーさんもアトリエに何やら小包を持参して訪問していました。

 

 

オーナーさんが小包を開けると、植田さんの手のひらに乗るような小さな白いマットが現れました。その小さなマットを手にして、植田さんはパネルに向き合いました。そしてしばしパネルの上でリズムをとったりイメージしたりするように意識を走らせ、確信的に色を選んで手の上のマットに何種類も重ねていきました。見ていた私たちは、そのマットをパレットがわりにこれから色を重ねていくのかと思っていたところ、突然ペタ!とそれをパネルの上に置き、くるくると回し始めたのです。

 

 

マットを外すと、勢いよくリズミカルに色が混ざり溢れるエネルギーが色を飛び散らせ、まるでロンドのような高揚感が表現されていました。植田さんの奇想天外な発想に、マットを預けたパネル工房のオーナーさんご本人も驚きを隠せず、とめどなく笑顔が溢れていました。このアトリエに満ちるキラキラとした楽しみや輝きが、また「金」のパネルに静かに降り注いでいくように感じられました。

 

 

* ウイ・ロード内部のイメージは、天井面に「未来」、床面に「現在」、壁面に「過去」の役割を当てています。また、77mある全長が5区画に分けられている構造にも着目し、古代中国に端を発する自然哲学思想である五行思想になぞらえて、各区画を「木」「火」「土」「金」「水」のセクションに振り分けています。五行説は、この5つの要素が相互に関係し、その生滅盛衰によって天地万物が変化し、循環するという考えが基盤になっています。−参照wikipedia五行思想より。

 

 

 

文 minayuzawa