▪️ Tour of  WEROAD   episode 07▪️

 

ついに開始した壁画制作、最初の3ヶ月は天井部分です。天井部は水漏れ防止などの目的で今回装着される計45枚のパネルに描画をします。

 

 

ウイ・ロードこと雑司が谷隧道は、池袋という場所の大きな光だけでなく平等に大きな闇も歴史の中でじっと受け入れ見つめてきた場所。その名残も全て含め、分断せずに未来へイメージを繋げることは今回の再生事業の大切なコンセプトです。植田さんは天井部分に「未来」という大きな役割を与えました。

 

 

池袋駅前公園にある制作スペースには、現在、天井用の幅1.7メートルのパネルが5枚配置してあり、既に8.5メートル分は様々な色が描かれていました。水分をたっぷり帯びたスポンジからキラキラと光る色彩が広がっていき、パネルは空や海のようにも見えました。

 

 

その上で一生懸命に伸びたり留まったり、春の暖かさの中全身全霊で無心に描く植田さんは、まるで温い水や空の中を縦横無尽に泳いでいるようでもありました。色と呼応しながら、再生を紡いでいきます。

 

 

文 minayuzawa