▪️ Tour of  WEROAD   episode 03▪️

 

壁画制作を確信した植田さんが再生事業でお世話になる豊島区役所の担当の皆さんにありのままのイメージを丁寧に話したところ、皆一様に大喜びで賛成してくださいました。そして区役所の皆さんとお話をして出てきたのは、駅に隣接しベビーカーや自転車を手押しのままで歩いて通れて利便性が高い一方で、「古い」「汚い」「怖い」などの理由で女性や家族連れに敬遠されがちであるウイ・ロードの現実でした。

 

 

植田さんの作風は、まるで色がこちら側におしゃべりしてくるような色彩の豊かさで独特の世界観があります。なかなか払拭できないウイ・ロードの強固なネガティブイメージは実際に滞在し制作をライブで行うことで1日1日ゆっくりと人を惹きつけるものへと変わり、そのイメージが変化するさまを交通する皆様に見守っていただけるのではないかとみんなで我が事のように喜びました。春が深まる頃、植田さんが最終的に区長さんに壁画滞在制作のお話をした際には、区長さんからウイ・ロードが池袋で果たしてきた役割がいかに大きく独特であったかを貴重な体験談も交えてお話いただくとともに、「ウイ・ロードが本当の意味で生まれ変わる」と、滞在制作の本質に深く共鳴する有難いお言葉もいただきました。

 

文 minayuzawa